子宮頸がんワクチン9価(子頸がんの原因となるHPV型の88.2%をカバーできる)の取り扱いを開始

子宮頸がんワクチン「シルガード9」の取り扱いを開始しました。接種ご希望の方はご連絡ください。

ガンの中で唯一予防できる子宮頸がん。

日本ではこれまで、2価ワクチンと4価ワクチンが接種されてきました。2価は頸がんの原因の65%を占めるHPV16、18型への感染を予防するもので、4価ワクチンはそれに加え尖圭コンジローマの原因となるHPV6、11型に対応しています。
そして、今年2月に約5年に及んだ承認審査を経て9価HPVワクチン「シルガード9」が発売されました。「シルガード9」は、4価ワクチンが対応している型に加え、5つの型(HPV31、33、45、52、58型)に対応。子宮頸がんの原因となるHPV型の88.2%をカバーできるようになりました。
また接種対象に男性も加わりました。

これを機にご夫婦、カップルなどで再度予防できる頸がんのことを考えてみてください。
HPV感染は男女ともに感染し、そのほとんどがHPV6型と11型に起因する尖圭コンジローマで、子宮頸がんや外陰がんだけでなく、肛門がんや陰茎がん、咽頭がんにも関与するとされています。パートナーへの感染が多く、再発率が高いHPV。男女ともにワクチンを接種することは、相手を守るだけでなく世界から頸がんを排除していこうというWHOの目標にも大きく貢献することとなります。